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開発者に必要な要素3つ

ぺーぺーと熟練の技術者の何が違うか?
肉体労働というよりは頭脳労働に属する職業としては、やり様次第で時間的経験の差などふっとぶはずである。
でも現実はなかなかそうはいかない。
仕事に初めて来た者が、ずっとそこでやっている者たちよりも実務的処理が遅い事はある。
なにか?

1:用語や業務知識
2:プログラミング技術
3:モチベーション

この3つのうちどれか、もしくは全て足りない。
1はひたすら覚えればたり、同じ事をやっていれば時間とともに何とかなる。
2は考え方と経験とやり方の合計点である。
コンピュータ用語だけではなんともならないし、業務知識だけでもプログラムは組めない。
2だけあったらなんとかなる業種かと思われがちだが、現実はやはり違う。
業務知識が無ければ目的を違える要因となるし、用語も現場の隠語が分らなければやはり目的を間違う要因となる。
3がなければプログラムが生み出される速度も質も落ちる。
頭脳労働というかパズルゲームというか、ともかくこの業種の作業は頭から生み出される概念や解法がなにより大事で、正解に向けて一目散にまっすぐ進むのが近道であるこの業種において、回り道はしないほうが成果に繋がりやすいのである。
ゆえに1や2は抜いちゃ成り立たないほど重要な要素であるけれど、3も必要な要素なのである。
ちなみに3の差で生まれる差は500%は差が付く。同じ人間でも1日でおわれることも5日かけてようやく終わるといった事があるのがこの業種なのである。

世の中のOJTはこれら主に1と2を一挙につけてしまえというアプローチなのだが、問題がある。
適用しているもの達が3による影響を意識していないことが挙げられる。
1だけでなんとかなるんちゃうんと。
2なんて簡単なコトなんちゃうんと。
自身の知識不足から来る勘違いを元に判断するため間違いが起こることになる。
答えは全部必要。
車に例えるなら1が車体、2がドライバー、3が燃料といったイメージ。
1と3が優れていても2がショボければ運転は危なっかしく、1と2が優れていても3が無ければ前には進まないのである。

日々研鑽することがとっても大事。
知識を身につけ、技術を磨き、モチベーションを保つ事が高い作業推進能力を得る道なのである。

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